ファクタリングの知っておきたい失敗事例とは
見落としがちな手数料
資金調達の方法の一つにファクタリングがあります。
銀行融資が受けられない人でも審査が通りやすく、即日現金化することができるなどのメリットがありますが、必ず成功するわけではありません。
成功する可能性を高めるためにも、失敗事例を知り対策することが大切です。
知っておきたい失敗事例の一つは、手数料です。
ファクタリングを利用するためには手数料が発生します。
銀行融資の場合は利息、手形割引は割引料がかかるのと同様に、ファクタリングも手数料がかかるのが一般的です。
この料金は、業者によって設定が異なり、よく確認しなかったことで高く設定されているところを選んでしまったという失敗事例があります。
優良な業者は安く設定していますが、中には悪質業者も存在するということを理解しておきましょう。
ファクタリングを利用する人は、時間がなく、焦っていることが多いため、手数料まで頭が回らないこともあるかもしれませんが、損をしないようにしっかり見極めることが大切です。
ギリギリになってから不利な条件を提示されることもある
不利な内容で契約させられた失敗事例もあります。
悪質な業者は契約内容を曖昧にする傾向にあります。
ギリギリまで内容が明らかになっておらず、資金調達の期限が差し迫ってから不利な内容を提示されて断れなかったという失敗事例です。
通常は、審査後に条件を提示し、それと同時に契約書の雛形が渡されます。
その雛形に契約内容が詳しく書かれているため、確認した上で契約となりますが、なかなか内容を明らかにしてくれないところは避けたほうが安全です。
よくわからない料金を請求されたり、取引先が売掛金を支払わなかった時に利用者に請求されるなど、不利な条件が隠されているかもしれません。
すぐにでもまとまった現金を用意しなければならない時でも、契約書はよく確認してください。
わからないことがあれば、契約をする前に質問をすることが大切です。
曖昧に答えるところは信頼できないと言えます。
このような失敗事例があるため、業者選びや契約時は慎重にならなければなりません。
心や時間に余裕を持ち、資金調達を進めましょう。